【夢占い】つつじの夢を見る意味とは?つつじの花言葉や色別の意味と由来も解説
2020.09.08
花の色によって、さまざまな意味合いの花言葉を持つつつじ。そんなつつじには、あなたの恋を応援する花言葉もいくつかあることを、あなたはご存知でしたか?
また、ネット上で発信されているつつじの花言葉は「情熱の愛」といわれていますが、あるサイトではその花言葉がなかったりします。
果たして、その真実やいかに。今回は、あなたの恋を応援する、そんなつつじの原産地や名前などの由来、また花言葉などについて詳しく解説していきます。
つつじについて
つつじとは
つつじとは、学術的には「ツツジ属」という属性の植物の総称です。そんな「ツツジ属」には、数多くの種類の花が存在していて、日本では「つつじ」、「さつき」、「シャクナゲ」、「アザレア」などと分別する慣習があります。
とりわけ、日本では「つつじ」と「さつき」の分別をはっきりとしていて、一説では、19世紀に出版されたある園芸書で区別されたことから始まっているといわれています。事実、つつじとさつきの開花時期は微妙にずれていて、さつきの方が葉も小さく、落葉性も少ないのが多いです。
しかし、学術的にはさつきはツツジ属の一種として取り扱われており、ツツジ科の花として入れられています。また、上に記したような相違性も、種類によっては似通った性質を持つとされていて、学術的根拠が明らかになってはいません。
つつじという花名の由来
つつじの名前の由来は、諸説存在します。その有力な説として、以下のようなものがあります。
- つつじの語源は、「ツヅキサキギ(続き咲き木)」とされている
- つつじの花のつぼみが女性の乳頭に似ていることから、「タルルチチ(垂るる乳)」の略転といわれている
- 「ツヅリシゲル(綴り茂る)」の意味から来ている
- 朝鮮語でつつじの仲間を広く指す「tchyok-tchyok」、「tchok-tchuk」の転訛によるものとされている
また、つつじを漢字書きにした「躑躅」は「てきちょく」とも読み、「行っては止まる」、「躊躇」という意味があります。見る人の足を止める美しさから、この感じが使われたとされています。
また本来は「羊躑躅」と書き、そのつつじの葉を食べた羊が躑躅(てきちょく)して死んだことから来ているという説もあります。
ツツジ属の花
そんなツツジ属の花はいろいろと存在しますが、その中でもとりわけ代表的なのは、以下のようなツツジ属の花です。
ツツジ(躑躅)
日本の代表的な、典型的なつつじの花のことです。正確には、ツツジ属の中でも落葉性、または半落葉性が強いつつじの総称のことを指します。ツツジはサツキよりも葉や花の大きさがひとまわり大きく、4月に咲く花とされています。
サツキ(皐月)
ツツジ科の花としては葉が小さくて固く、山奥の岩肌などに自生しています。日本原産の種で、古くから庭の木として利用されたり、盆栽の一つとして使用されたりしてきました。
ツツジの花が咲き終わる旧暦の皐月(5月)に咲き始めることからこの名前がついていますが、近年では異常気象の関係で開花時期が変動している傾向にあります。
シャクナゲ(石楠花)
冬になっても常に緑の葉を保つこのシャクナゲは、枝先にまとまって多数の花が咲くのが特徴です。花の色はピンク、黄色、白などで、大きな花が特徴です。そんな美しく大きな花を咲かすことから、「花木の女王」とも呼ばれているほどです。
もともとは中国原産であるこのシャクナゲ(石楠花)の名前の由来は、「石の間に生えれくること、また南の土地に育ちやすいこと」から来ています。
アザレア(西洋ツツジ)
19世紀に台湾などから伝わったツツジがベルギーに伝わり、日本に輸入する際に園芸品種として品種改良されたものが現代のアザレアの原型となっています。日本のツツジと比べて、花の色も花姿も豊富にあります。
つつじの季節・開花時期
品種改良などの影響で、つつじの出回り時期は12月から次の年の6月という広い範囲の時期に栽培されますが、基本的に旬な開花時期としては春の4月です。花がもつ期間は、花が咲いてから5~7日間とされています。
つつじの正式名称・原産地
つつじは、ツツジ科ツツジ属の花のものであれば全て「ツツジ」としてくくられ、正式な学名としては、「Rhododendron spp.」という名称で通っています。ちなみに和名では「躑躅(ツツジ)」で、英名では「Azalea」、「Rhodadendron」、「Tsutsuji」となっています。
原産地は日本・中国などの東アジアとなっています。
【夢占い】つつじの夢を見る意味とは?
つつじの夢の基本的意味
春に咲き誇るつつじは、新しい場所や新しい人間関係、物事の良きスタートを意味します。基本的に吉夢であることが多いです。
また近いうちに、誰かから好意的なお誘いを受けたり異性からの告白をされたりする前ぶれ。そのほか、嬉しいプレゼントがもらえる可能性もあります。
山に満開のつつじが咲いている夢
山で満開のつつじが咲いている夢は、あなたが今属している仕事やサークルなどのコミュニティの中で、高く評価されることを告げています。
また、あなたの人気が高まってくることも意味しています。クリエイティブな活動をしている人は、作品が大きな場所で認められることもありうるとの暗示です。
居間につつじの花を飾る夢
幸運をもたらすつつじを家の中に飾る夢は、「あなたの家庭内に良き事が起こりますよ」という、夢からの率直なメッセージ。
家庭内の不和や問題があるなら、徐々に解決へと向かうことを示しています。
つつじの花が色とりどりに咲き乱れている夢
始まりや幸運の象徴であり、次から次へと咲くつつじ。あたり一面につつじが咲いている夢は、あなたに幸運が連鎖して起こることを表します。
近いうちに、あなたの身近な人にもあなた自身にも、何かしらおめでたいことが起こるでしょう。
水の中からつつじの花を拾う夢
水の中からつつじを拾う夢は、「大当たり」というキーワードが読み取れます。事業などへ投資しているなら、それらが成功して予想外の大きな成果を得られる可能性も。
その結果、あなただけではなく多くの人に幸運をもたらすことにつながります。
花に関する夢を見たときの基本的意味とは
夢の中の花が示すもの
「花の命は短くて……」という言葉もあるように、花の夢は美しさや儚さがキーワードとなっています。その他にも、女性らしさや才能といった意味もあるので、花の状態によって夢からのメッセージも変わってくると言えるでしょう。
ドライフラワーの夢
枯れて乾燥したドライフラワーは、あなたの「過去の恋愛」を表します。夢に出てきたドライフラワーを美しく感じたら、あなたは過去の恋愛を美化している、もしくは、美しい思い出として記憶に残っていることを示しています。
逆に、夢の中のドライフラワーを汚いと感じた場合は、過去の恋愛にとらわれて苦しい状態にあるのかもしれません。
花が咲く夢
つぼみが開いて開花する夢は、あなたがチャンスを掴みますよというメッセージ。新しいことに挑戦する人も、普段と変わらない日常を過ごしている人にも、チャンスが訪れるでしょう。
それらを無駄にせず、1日1日を大切に頑張って!と夢は告げています。
花が枯れる夢
誰かとの別れを暗示しています。もし夢の中で、枯れた花を誰かに渡していたら、あなたがその人との別れを心のどこかで望んでいることを意味しています。
花束をもらう・贈る
異性から花束をもらう夢は、近いうちにあなたが、誰かからアプローチを受ける可能性があります。相手があなたの好きな人であれば、その恋が成就する暗示。
一方、好きな人に花束を渡している夢は、あなたの恋が片思いで終わることを暗示しています。片思いの儚さや切なさの表れとも言えます。
つつじの花言葉について
つつじの花言葉は、「情熱の愛」?
つつじの花言葉とされているものの一つで、「情熱の愛」という花言葉があります。ですが正確には、それはつつじの一種であるヤマツツジの花言葉「燃える思い」から来ていると考えられ、つつじ全般の花言葉の意味としては使用されていません。
ですので、ヤマツツジでないつつじの花を選んで「花言葉は情熱の愛だ」というのは、実は間違った認識なのです。
つつじ全般の花言葉
つつじ全般の正式な花言葉は、「節度」「慎み」です。ですが、つつじの花言葉には色や種類によってさまざまな意味を持つのです。ちなみに西洋におけるつつじ全般の花言葉は、「Temperance(禁酒、節制)」、「Take care of yourself for me(私のために体をお大切に)」、「Fragility(もろさ、はかなさ)」を意味します。
色別の花言葉
それでは、そんなつつじの色別の花言葉を見ていきましょう。
白いつつじの花言葉
白いつつじの花言葉は、「初恋」です。その花言葉の由来は、清純な白いつつじの花にちなんでつけられたとされています。もしも初恋が始まったら、この白いつつじの花を渡してあげましょう。そうすれば、きっとあなたの初恋の意思が向こうに伝わってくるに違いありません。
赤いつつじの花言葉
赤いつつじの花言葉は、「恋の喜び」です。その花言葉の由来は、まばゆく数多くの赤い花が一斉に咲いてゆく花姿からつけられたそうです。恋の喜びというのは、恋愛における醍醐味の一つです。赤いつつじを摘んで部屋に飾ることで、少しでもその充実感をかみしめていきましょう。
紅のつつじ(キリシマツツジ)の花言葉
紅の花の色を持つキリシマツツジの花言葉は、「燃え上がる愛」です。その花言葉の由来は、ぽつぽつと咲き始め、満開の時は葉が見えなくなるほどたくさん咲き誇るところからつけられたとされています。
なお、キリシマツツジの「キリシマ」とは、鹿児島県霧島のことを指し、その地域に咲いているヤマツツジと九州の高山に咲いているミヤマキリシマ(深山霧島)という花が交雑して生まれたとされています。
燃え上がってくる愛を表現したければ、このキリシマツツジを相手の誕生日の際に渡すといいでしょう。
紫のつつじ(オオムラサキツツジ)の花言葉
つつじの中でも最も大きい花を咲かせるこのオオムラサキツツジ(大紫躑躅)の花言葉は、「美しい人」です。沖縄に野生するケラマツツツジとは別のつつじで、長崎県平戸市で品種改良されたといわれています。
自分の愛する人にこの花を渡せば、その花言葉を知っている相手だったら大変喜ばれることでしょう。
橙のつつじ(レンゲツツジ)の花言葉
橙色の花が咲くレンゲツツジは、またの名を「カバレンゲツツジ」とも言って、「向上心」と「情熱」という花言葉を持ちます。その花言葉の通り、心の中の炎が燃え上がるような花姿は、何だか見ているこちらにも前向きにさせてくれるような気持になります。
恋がなかなか成就しなくて困っている時は、この橙色のレンゲツツジを見つめてじっくりと時を待つ楽しさに触れるようにしていきましょう。
黄色のつつじ(ヒカゲツツジ)の花言葉
3~4月ごろに黄色の花が咲くヒカゲツツジ(日陰躑躅)には、「節制」という花言葉を持っています。ツツジの仲間では珍しい色の花で、関東以西の本州、四国、九州に咲く花として知られています。
時に欲望が先走ってしまうこともある恋愛では、この黄色いヒカゲツツジを見て心を鎮めて、つつしみの気持ちを常に持ち続けるようにいたしましょう。
ツツジ科の花の花言葉
アザレア
ツツジ科ツツジ属のこの花は、別名「西洋つつじ」とか「オランダツツジ」ともいわれていますが、原産地は台湾や中国なのです。そんな名前を持つこのアザレアの花言葉は、「節制」、「禁酒」、「恋の喜び」です。
恋愛の喜びをかみしめつつ、自分に制限をかけていくニュアンスを持つこの花は、まさに、控えめな色をした花姿であるアザレアにピッタリな花言葉ですね。
アセビ
白くかわいらしい花を咲かすアセビは、ツツジ科のアセビ属に属している植物で、英名は「ジャパニーズアンドロメダ」ともいわれています。原産地は、その名前のように日本なのですが、その他にも、中国や台湾でもあるといわれています。
そんなアセビの花言葉は、「犠牲」、「献身」、「あなたと二人で旅をしましょう」です。言葉通り献身的な花言葉を持つこの花は、恋愛における究極のお供となりそうですね。愛する人の誕生日にこの花を渡すと、相手は大変喜ばれることでしょう。
エリカ
ヨーロッパや南アフリカ、地中海沿岸を原産地とする花・エリカは、ツツジ科エリカ属の花の一種です。そんなエリカの花言葉は、「孤独」、「寂しさ」、「博愛」、「いい言葉」です。
もしもあなたの恋の相手がこの花を手にしていたら、空気を読んで気の利いた言葉をかけてあげるといいでしょう。すると相手は、大変喜んでくれるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。それでは、ここでまとめに入っていきましょう。
1.つつじとは、ツツジ科ツツジ属の花の総称である
2.つつじの花言葉は「節度」、「慎み」であり、花の色によって異なった意味の花言葉を持つ
3.ツツジ科の花の花言葉には、恋愛に関する言葉が多い
あなたの恋の成就のために、そんなつつじの花を味方につけるといいことがあるかもしれませんね。誕生日やクリスマス、バレンタインなどにプレゼントとして渡す候補の一つとして考えてもいいでしょう。